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ついに見放題配信が開始!『侍タイムスリッパー』大ヒットのワケとココは何度でも観てもらいたい!

 たった1館の上映から口コミで圧倒的な高評価を獲得し、全国300館以上まで規模を拡大する異例のヒットを記録。“第2の『カメラを止めるな!』”と言われた、映画ファンなら見逃せない奇跡のインディーズ映画『侍タイムスリッパーの見放題配信が、動画配信サービス「J:COM STREAM」で3月21日(金)より最速スタートする! 

 メジャー映画会社の大作が並ぶ日本アカデミー賞において、優秀作品賞をはじめ7部門で受賞、さらに最優秀作品賞と最優秀編集賞に輝く正真正銘の快挙を成し遂げてしまった“侍タイ”は、いかにしてファンの心をつかんだのか? 口コミ&SNSでの爆発的な拡散、笑い×感動×伏線回収の絶妙なバランス、低予算を感じさせないリアルなセットで撮られた時代劇としてのクオリティー、一度目より二度目の方がきっともっと面白い、そして何度も観たくなる映画の魅力を分析する。

>>『侍タイムスリッパー』配信ページはコチラ!

全人類に推薦したい“泣き笑い”の魅力

雷に打たれたその先には…

 幕末の京都。暗殺の密命を受け、長州藩士・山形彦九郎と対峙した会津藩士・高坂新左衛門(山口馬木也は、刀を交えた瞬間、落雷によって気絶してしまう。目が覚めるとそこは、なんと現代の時代劇撮影所だった! 『侍タイムスリッパー』は、現代にやってきた本物の侍が、その剣の腕を生かし、時代劇の“斬られ役”として第二の人生を歩み出すという笑いあり、涙ありの傑作だ。

 落雷によるタイムスリップといえば、名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が思い出されるが、本作も、幕末と現代とのギャップが生み出す笑いが大きな魅力。時代劇ドラマの撮影に紛れ込んだ新左衛門が“会話のフリ”をしているエキストラに話しかけ、悪漢に襲われる娘を助けようと刀を抜き、監督に激怒される冒頭は、何度観ても爆笑必至のシーンだ。エキストラと新左衛門を見比べてみるとその表情の微妙な違いも秀逸で、笑えると同時に見事な演出がされていることがわかる。

平和になった日本に感銘を受ける新左衛門

 そのギャップがただのネタ扱いで終わっていない点も巧み。例えば、自分がタイムスリップしたことを知った新左衛門が、ショートケーキを頬張り「日の本は良い国になったのですね……こんな美味い菓子を、誰もが口にすることができる……」と涙するシーン。何の変哲もないケーキに号泣する新左衛門に笑いを誘われる一方で、日本の行く末を真剣に思うその姿にホロリとさせられる。そして、そんな新左衛門と撮影所の町に暮らす人々の温かな交流。こうした、老若男女に通じる人情劇こそ“侍タイ”の魅力であり、『男はつらいよ』シリーズのように、誰もが泣いて笑って楽しめる面白さと温かさを何度も味わいたくなるのだ。

現代に通じる侍の美学

真面目にやっていれば、きっと誰かが見てくれている…真面目で実直な新左衛門のキャラクターが秀逸

 この絶妙な笑いを生み出しているのが、主人公・新左衛門のキャラクター。真面目で朴訥で礼儀正しく、斜陽となった時代劇、それも斬られ役に魅せられ、ひたすら真剣に一生懸命に頑張る姿が、周囲の人々の心をも動かしていく。その姿は、現代人が忘れた侍の姿そのもの。監督を目指して撮影所で働く助監督・優子(沙倉ゆうの)のひたむきさにドギマギするかわいい一面にも注目してほしい。

 新左衛門を演じた山口馬木也は、本作が27年のキャリアで初の長編主演映画。NHK大河ドラマをはじめ、数多くの時代劇で活躍してきた実力派だ。長年の鍛錬で積み上げてきた所作は侍そのもの。軽い竹光を操る動作に本物の刀の重さを意識した所作を取り入れたりと、新左衛門が侍ならではの演技を見せる場面も、山口だからこそ説得力がある。殺陣の師匠との訓練シーンでは、斬られ役なのにどうしても斬り返してしまう姿が笑いを誘う。見せるための技術である殺陣の奥深さも感じられる、配信で何度でも見返したい名シーンだ。

殺陣師・関本役の峰蘭太郎さん

 この新左衛門のキャラクターには、ハリウッド映画『ラスト サムライ』(2003)への出演でも知られ、安田監督と『ごはん』(2017)でタッグを組んだ名斬られ役・福本清三さんの影響が色濃い。もともと安田監督は、新左衛門の師匠となる殺陣師・関本役に福本さんを希望していたが、残念ながら撮影前にこの世を去ってしまった。福本さんに代わって関本を演じるのは、同じく斬られ役として活躍し、殺陣俳優専門のチーム・東映剣会(つるぎかい)の役員も歴任した大ベテラン・峰蘭太郎。時代劇を支えた現代の侍の意思は、しっかりと本作に息づいている。

タイムスリップの意外な仕掛け?

実はオープニングにも伏線あり?

 先述のように、“カメ止め”と同様、インディーズから全国区へと広がり注目された『侍タイムスリッパー』。池袋シネマ・ロサの上映から全国区へ人気を拡大した点も共通しているが、序盤の伏線が後半でどんどん回収されていく展開にも共通点が。『侍タイムスリッパー』では、冒頭の幕末のシーンや新左衛門の現代で歩む道のりが、後半の展開に深く関わることになる。

 ちなみに、新左衛門が真剣と竹光の違いに扱いにとまどう場面もクライマックスにつながったりと、何気ないセリフやシーンも実は後半の伏線になっており、何度も見返すことで、安田監督の緻密な計算に驚かされるはず。

 さらに、会津藩の悲劇的な歴史も重要なフックとなっており、自分の藩と同志たちがたどった運命を知った新左衛門が見せる葛藤は、まさに山口の真骨頂。日本アカデミー賞受賞も納得の名演をぜひ堪能したい。過去と未来をつなぐ巧みな伏線を描く、タイムスリップものの醍醐味を味わえる、練りに練られた脚本に思わずうなってしまう。

とにかく面白い!プロを動かした映像美に注目

しっかりとカメラを据えて安定の画作りは安心して見られる

 ハイクオリティーな映像も魅力のひとつ。それもそのはず、本作を手掛けた安田淳一監督は、京都でイベント関連などの撮影業を営んでいた映像のプロ。監督、撮影、照明、編集……全てを一手で担ってきた技術が映画を支えている。立ち回りは、東映剣会の殺陣師・清家一斗が担当しており、往年の時代劇のような、真剣の重みを感じる戦いは息を呑む迫力。特に黒澤明監督の名作『椿三十郎』(1962)から影響を受けたというクライマックスの“間”は、美しい映像も相まって息をのむ迫力だ。

 夜のシーンのライティングや、スローモーションを活かした演出も見事で、刀の美しさを再認識することができる。映画館では見逃してしまった細かな表情や背景のディテールも、配信でじっくり楽しめるのが嬉しいポイントだ。

そして映像美の理由の一つにリアルな時代劇風景というのがある。安田監督の脚本がとにかく面白いという理由から、数々の名作時代劇を生んだ、東映京都撮影所が特別協力。現代劇と比べてとにかく予算のかかる時代劇だが、本作はセットも衣装も全てが本物。予算を言い訳にしないこだわりのディテールを実現した。

 安田監督はこれまで、自身のレーベル「未来映画社」において、映画『拳銃と目玉焼』(2013)と『ごはん』(2017)を制作。自主作品であっても「スタッフや役者にちゃんとギャラを支払う」主義で、『侍タイムスリッパー』でも、貯金と車を売って約2,600万円の予算のうち2,000万円を捻出。一時は銀行口座に7,000円しかない状態にまで追い込まれたというエピソードは有名だが、ヒロイン役の沙倉が、実際に映画の助監督も務めるなど、キャスト・スタッフも役割を超えて、そんな監督のアツい思いに応えている。

劇中で助監督を演じた沙倉は、実際の撮影でも助監督を務めた。その演技は正真正銘のホンモノ!

 そんな、作り手の苦労を厭わない熱い映画への情熱と本物の技術が詰め込まれた映画が観客の心を打たないワケがない。カナダ・モントリオールで行われた「第28回ファンタジア国際映画祭」では観客賞金賞を受賞するなど、その思いは海外の観客にも伝播。ワールドワイドなその魅力を「観てないの!?」と言われる前に、「J:COM STREAM」配信の機会に観てみてほしい。 伏線がつながる驚き、侍の美学、笑って泣ける人情劇は「何度でも観たくなる」魅力たっぷり。映画ファンも時代劇ファンもエンタメ好きなら見逃せない一本だ。

>>『侍タイムスリッパー』配信ページはコチラ!

『侍タイムスリッパー』だけじゃない!これも見られる「J:COM STREAM」って?

“侍タイ”の後も楽しめるコンテンツ山盛り

 『侍タイムスリッパー』が何度でも楽しめる「J:COM STREAM」は、J:COMが提供する動画配信サービスで月額1,100円(税込)。アニメ、映画、ドラマ、時代劇など、国内外におけるさまざまなジャンルの新作・話題作の見放題が充実。2,500本以上の映画や3万本以上のテレビドラマを有する「Paramount+」の作品群に加え、テレビ朝日の最新ドラマ・人気バラエティを中心に幅広いジャンルの作品が楽しめる「TELASA」(*)も追加料金無しで視聴可能に。『侍タイムスリッパー』を支えた東映が関わる「相棒 season23」「科捜研の女 season24」も配信中だ。(*ライブ配信および一部作品を除くTELASA見放題プランの作品が対象。配信日が一部異なる場合あり)

>>「J:COM STREAM」の詳細はコチラ!

 さらに「J:COM TV シン・スタンダード」なら、「J:COM STREAM」に加え、ライブ放送が充実した専門チャンネルもセットで楽しむことが可能。『侍タイムスリッパー』で興味を持った人には、数々の名作時代劇が楽しめる「時代劇専門チャンネル」もおススメだ。「J:COM STREAM」なら、『侍タイムスリッパー』の感動と興奮をさまざまな角度から味わえる。

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